2011年のアニメソングを振り返るーー「マクロスF」のラストに泣いて「うたプリ」に出会う

2011年のアニメソングをオタクな妻との対談形式で振り返ります。

 

私:まず始めにアニソンファンとして2011年はどんな一年でしたか?

 

妻:やはりキャラソンの全盛期、そしてそのキャラソンを作るキャラソン作曲家の時代だを思わせる一年だったね。

 

私:大御所、菅野よう子さんのマクロスF劇場版はすごかったですしね。神前暁さん、上松範康さんも名作を生み出し続けました。

 

妻:ヒャダインさんや、Tom-H@ckさんといった新たな才能の台頭も印象的だったね。

 

私:われわれ夫婦は、NHK-BSの一連のアニソン番組で田中公平さんのキャラソン談義に洗脳されてから、すっかりキャラソン好き、キャラソン作曲家好きになりましたよね。

 

妻:あれ以来、作曲家という横串を通して曲を聴くようになって、アニソンをより楽しめるようになったよ。

 

私:そうですね。昨年はそんなキャラソン好きな夫婦にとっては幸せな一年でした。まさにキャラソン作曲家の時代だと思います。 それではさっそく 実りの多かった2011年のアニメソングを季節ごとに振り返っていきたいと思います。

 

2011年冬アニメ・銀河美少年魔法少女、そして超時空シンデレラだったな 

私:まずは2011年1月~3月の冬アニメから振り返りましょう。去年は震災があったので、それ以前の1月というとずいぶん昔のような気がするんですが、まだ「スタドラ」(STAR DRIVER 輝きのタクト)の2クール目をやっていたんですよね。

 

妻:作曲家、神前暁さんのスタドラ劇中歌の4作品はどれもクオリティが高かったね。特に18話でケイトがカラオケで歌う「秋色のアリア」には衝撃を受けたね。真面目なメガネっ娘委員長キャラが一転して、振り付きでアイドルソングを歌い上げる、あの見事なデレっぷりには圧倒されたよ。

 

私:昭和のアイドルソングを完璧に再現してみせた「秋色のアリア」があのシーンに絶妙な説得力を与えていましたからね。

 

妻:まさに神回。テレビの音源を録音してしばらく聴き続けていたもんね。

 

私:私はスタドラの神前さん作品ですごいと思ったのは、「モノクローム」や「木漏れ日のコンタクト」のほうでしたね。劇中、キャラクターがアカペラで歌うシーンがあるんですが、アカペラで歌ってさまになるアニソンってすごいなあと。

 

妻:メロディメーカーの神前さんだから出来る新境地という感じだったね。神前さんのアカペラ曲といえば、同じ冬アニメ「フラクタル」の「昼の星」もそうだったね。

 

私:あれも良かったですよ。花澤香菜のネッサが歌う「昼の星」がCDに収録されていないのは全くもって信じられない暴挙です。

 

妻:なぜか発売されたサントラCDには、主題歌を歌っているAZUMA HITOMIさんの歌が収録されて、花澤香菜バージョンはなかったんだよね。

 

私:ネッサの「昼の星」は、期待の割に大コケしたあのアニメ唯一の収穫だと思っていたのに、本当に残念です。

 

妻:あと2011年冬のアニソンとしては、やっぱり「まどかマギカ」の主題歌、ClariSの「コネクト」は良かったね。

コネクト

コネクト

 

私:「コネクト」は作品と連動させた仕掛けが見事でした。私は最初、なんでこの曲をキャラソンにしないんだろうって不思議に思っていたんですよね。別にClariSじゃなくて、まどかに歌わせればいいじゃないかって。

 

妻:そうそう。それが後半数話の怒涛の展開の中で、ほむらちゃんの歌だったのか!っていうのが明らかになるのよね。

 

私:10話のエンディングでこの曲が流れてきたときに、この歌詞の意味がわかるように作られているんですよ。あれは鳥肌ものでした。むしろ、キャラソンをキャラ以外に歌わせることが、この効果を演出するための新房監督の狙いだったんじゃないかと思います。

 

妻:そういう意味では、「コネクト」はキャラが歌わないキャラソンの名作というべきかもしれないね。

 

私:そしてやはり去年の冬を振り返るなら、2月に公開されたマクロスFの劇場版完結編「サヨナラノツバサ」は外せないですよね。

 

妻:この映画の曲ではなんといっても、ランカちゃんの「放課後オーバーフロウ」だったね。車でドライブしながらこの一曲だけのリピートを2時間ぐらい聴いていたもんね。

 

私:それだけ聴かせるものがありますよね。河森監督がインタビューで中島愛をオーディションで選んだ理由について「この作品と一緒に成長してくれるような子」と言っているのを読んだことがあるんですが、この映画を見て、やっぱりマクロスFって、ランカちゃん・中島愛の成長の物語だったんだと思いましたよ。

 

妻:劇中の良い場面で歌われるのよね。ランカちゃんがついに告白するんだけど、アルトはシェリルさんのことが好きなんだっていうのがランカちゃんにはわかっていて…。だめだとわかっているのに告白する強さと、その切なさを歌にのせて力強く歌えるランカちゃんの成長に胸を打たれたよ。

 

私:そうそう。また楽曲的にも今までマクロスFの、いわゆるマクロスらしい疾走感のある曲って、「射手座午後9時Don't be late」や「ライオン」「オベリスク」と、全部シェリルさんの曲か、シェリル・ランカのデュエットだったんですよね。ランカちゃんの曲って「星間飛行」や「蒼のエーテル」みたいな、アイドルソングっぽい曲やバラードばかりでね。それが最後になってこの「放課後オーバーフロウ」ですよ。

 

妻:ついにランカちゃんがマクロスの歌姫、本当の「超時空シンデレラ」になった瞬間だと思ったね。

 

私:あのときのランカちゃんは神がかって見えました。シェリル派だった我々も、この映画ばかりはランカちゃんを主役だと認めざるをえませんでしたね。それにしても、2008年に25周年で始まったマクロスFを見続けてもう4年ですよ。この作品に惜しげもなく投入された菅野よう子さんの才能には改めて驚かされました。

 

妻:劇場版に投入される新曲の数だけ見てもすごかったもんね。また女装アルトが活躍する監獄ライブとか、この映画では触れるべき点は他にもたくさんあるんだけど、それだとマクロスFだけで話が終わってしまうよね。

 

私:そうですね。とにかくこの作品は近年の日本のアニメとアニメソングの金字塔だと思いますね。しばらくこのレベルの作品は出ないような気がします。菅野さんにはこの4年間、素晴らしいアニソンを届けていただき、本当に感謝の気持ちで一杯です。

 

2011年春アニメ・春なのに夏の終わりだったよ 

私:4月~6月のアニメソングといえば、「あの花(あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。)」の「Secret Base ~君がくれたもの~」っていうことでいいですかね?

 

妻:ああ、そうね。アニソンじゃないような気もするけど、あの名作アニメを見せられると、もうアニソンってことでいいね。

 

私:ZONEの解散から10年。まさかJPOPの名曲の歌詞をそのままに、10年後にアニメを作るとは思いませんでした。

 

妻:この曲がアニソンだというよりはむしろ、このアニメがこの10年前の名曲の壮大なプロモーションビデオだと言えるのかもしれないね。

 

私:毎回の岡田麿里さんの脚本にはうなりましたね。この曲をエンディングを聴くたびに、「最終回でこの曲が流れるときに、岡田麿里は我々をどれだけ泣かせつもりなんだろう」って、毎回ぞくぞくしながら見ていましたよ。他にも春のアニソンで印象的な作品ってありましたっけ?

 

妻:アニメ「日常」のOP、ヒャダインさんの「カカカタカタオモイ」は妙につぼにはまったよ。

 

私:おお、ヒャダインこと前山田健一さんですね。前山田さんといえば、もう一曲忘れてはいけないのが、7月に発売されたももいろクローバーZの「Z伝説~終わりなき革命」ですよね。

 

妻:あれもアニソンってわけじゃないんだけどね。

 

私:いや、水木一郎さんが「ゼット!」って叫んでいれば、それはもうアニソンだと思いますよ。

 

妻:あの曲、中毒性がすごくて3回ぐらい聞くと頭から離れなくなるんだよね。一つの曲に戦隊ものと変身ヒーローと水木一郎を詰め込んで、アイドルソングとしてあんな名曲にまとめてしまうとは、卓越したセンスを感じさせる一曲だったね。前山田さんには今後も期待しますよ。

 

私:他には何かありましたっけ?

 

妻:「変ゼミ」の花澤香菜が歌う「Punctuation!」とか。

Punctuation!

Punctuation!

 

私:ああ、あの曲もよく聞きましたね。花澤香菜石田彰に言葉責めされるあのアニメも素晴らしかった。

 

妻:花澤香菜好きだよね。

 

私:ついにiTunes花澤香菜プレイリストを作ってしまいましたからね。

 

妻:「まりあ†ほりっく」で、杉田智和が歌う「妄想戦士 宮前かなこ」もすごい出来だった。

妄想戦士 宮前かなこ(TVサイズ)

妄想戦士 宮前かなこ(TVサイズ)

  • 鼎神父(CV:杉田智和) コーラス:天の妃シスターズ
  • Anime
  • ¥200

 

私:杉田はああいうのを歌うと本当にうまいですよね。オードリヘップバーンの映画「マイフェアレディ」に出てきたヒギンズ教授を思い出しました。

 

妻:例えがよくわからないけど…。まあ、そういう流れでいうなら、夏アニメに入ってしまうけれど、「ゆるゆり」のオープニングの「ゆるゆらららららゆるゆり大事件」も、ゆるい電波ソングとしてなかなかの出来だったね。

 

私:「ゆるゆり」は挿入歌の「魔女っ子ミラクるん♪」も良かったですからね。変態性を前面に押し出したアニメからは良質なキャラソンが生まれますね。

 

2011年夏アニメ・「うたプリ」に知るキスよりも本当にすごい音楽

私:7月~9月の夏アニメを振り返りましょう。ファンとしては、アニメ「アイドルマスター」の主題歌「READY!!」を区切りに、神前さんがしばらく休養に入るという悲しいニュースがありました。

 

妻:これから何を楽しみにアニメを見たら良いのかと途方に暮れるところだったもんね。

 

私:ただ「READY!!」も良かったよね。

 

妻:神前さんが、この曲について「『Go My Way』みたいだけど『Go My Way』じゃない曲」っていうオーダーを受けたと書いていたけれど、休養前にそのオーダーを完璧にこなしてみせるのは流石だと思ったよ。

 

私:しかし、我々が勝手に大きな穴が開くんじゃないかと心配していた夏アニメを盛り上げたのは、作曲家・上松範康さんでしたね。「うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE1000%」はすごい。全く期待していなかった乙女ゲー原作のアニメにあれほどハマるとは思ってもみなかったです。

 

妻:上松さん作曲の「オルフェ」と「マジLOVE1000%」は すばらし過ぎたね。

 

私:まさにその2曲は神曲と呼んでいいですよね。まず「マジLOVE1000%」については、私の心の乙女な部分を直撃していきましたからね。エンディングで流れる度に観客の一人として胸のときめきを覚える私がいましたよ。あんないい曲、今のJPOPにはないですよ。

 

妻:普通にジャニーズが歌えばすごく売れそうな曲だよね。

 

私:上松さんはかつて水樹奈々とのタッグで、声優初の紅白出場を果たして、ある意味でカウンターカルチャーとメジャーカルチャーの垣根を越えてみせたわけじゃないですか。この曲を聞いて、アニソンってすごいと改めて思ったのは、曲が良すぎて、フィクションのはずだったアイドルの魅力が、現実のそれを凌駕するという倒錯した感動に出会えるところでしたね。

 

妻:ああ、それはマクロスFで感じたところでもあったよね。日本のドラマも、韓国から「美男ですね」を輸入するのもいいけど、「うたの☆プリンスさまっ」をジャニーズでドラマ化したらいいんじゃないかと思うね。

 

私:そして「オルフェ」ですが、上松・宮野の組み合わせもすごくいいですね。

 

妻:宮野真守、本当に歌が上手いよね。

 

私:そうなんですよ。私は心の中で宮野真守のことを「声優界の銀河美少年」って勝手に呼んでいますからね。この人は、声優としての男前さと同じレベルで男前に歌える稀有な才能の持ち主だと思いますよ。

 

妻:たしかに歌については、きーやん谷山紀章)も別格に上手いけど、きーやんの場合、声優と歌手を比べると、歌手としてのほうが男前な感じがするんだよね。

 

私:このキャラソン全盛期のアニメ業界を支える声優は宮野真守に違いないと思わせる一曲でしたよ。個人的には去年末の紅白に出場するのは水樹奈々じゃなくて宮野真守であるべきだったと思っています。

 

妻:このアニメのせいで、しばらく我が家に上松さんブームが訪れたからね。水樹奈々さんとの一連の楽曲はもちろん、「S・A~スペシャル・エー~」の作品や、子安武人の魅力を最大に引き出した「百万回目のジュテーム」なんかが流れ続けていたよね。

 

私:上松さんはすべての曲のレベルが高いですよね。「うたの☆プリンスさまっ」の中でも、「Welcome to UTA☆PRI world!!」とか「星屑☆Shall we dance?」とか、頭は大丈夫ですかっていう感じの曲名なのに、びっくりするほど名曲ですよね。

 

妻:「うたのプリンスさまっ」の中では、他のElements Gardenのメンバーが作った「男気全開Go!Fight!!」や「Knocking on the mind」なんかもも良かったね。

男気全開Go! Fight!!

男気全開Go! Fight!!

  • 来栖 翔(CV.下野 紘)
  • Anime
  • ¥250
Knocking on the mind

Knocking on the mind

 

私:「Knocking on the mind」は鈴村健一坂本真綾に歌っているようにしか聞こえないって言っていた時期もありましたね。

 

妻:夏アニメで忘れてはいけないのは、夏から秋の2クールで放送された「輪るピングドラム」のトリプルHROCK OVER JAPAN」だね。一話であの映像と曲が流れた時には衝撃を受けたよ。

ROCK OVER JAPAN

ROCK OVER JAPAN

 

私:おお、「生存戦略」っすね。 あれは去年のアニメを代表する事件でしたよね。あの曲と映像とあわせて、まさに幾原監督のイリュージョンでした。アニメを見て、なんだかわけがわからないけれど、そのすごさに圧倒されるというのは初めての体験でした。私は不覚にも「少女革命ウテナ」を見たことがなかったので、あれを見て幾原邦彦って何者なんだって騒いでましたよね。

 

妻:あわててウテナを一話から見返していたもんね。

 

私:そうそう。それで10年以上前の「絶対運命黙示録」にハマったりして。アニメであんな曲が流していたということにも驚きでしたが。

 

妻:「輪るピングドラム」といえば、やくしまるえつこノニエル」も良かったね。

 

私:あのアップテンポなやくしまるえつこさんは、めっさ格好良かったです。最近、最も気になるアニソンアーティストですよね。他に夏アニメでは何かありましたっけ?

 

妻:私は「ロウきゅーぶ!」の声優グループRO-KYU-BU!の「Shoot!」が良かったなあ。

 

私:flipSideの人が作った花澤香菜曲ですよね。私の花澤香菜プレイリストに、また一つ新たなバリエーションが加わることになりました。こうしてみるとやっぱり去年も花澤香菜の年だったような気がしますね。

 

妻:アニメのほうは第一話から小学生女子のシャワーシーンが全開の展開についていけず、視聴を断念したけどね。

 

私:さすが「ロリきゅーぶ」と言われるだけのことはありましたね。

 

妻:原作のライトノベルは割と熱いスポ根ものらしいんだけどね。あとは、夏目友人帳第3期の主題歌「僕にできること」と「君ノカケラ」はよかったねえ。

僕にできること

僕にできること

  • HOW MERRY MARRY
  • J-Pop
  • ¥250
君ノカケラ feat 宮本笑里

君ノカケラ feat 宮本笑里

  • 中 孝介
  • Pop
  • ¥250

 

私:夏目友人帳の選曲って、毎回すごいよね。いつもマイナーなアーティストなんだけど、ハズレのない名曲ぞろいですよね。昨年のアニメでいうと、他に一般のアーティストを使ったアニソンで印象的なものってありましたっけ?

 

妻:「TIGER & BUNNY」とか「銀魂」とか、まあ悪くはなかったんだけど、ここまでキャラソン作曲家やアニソンアーティストの層が厚くなってくると、あえて一般のJPOPアーティストの曲を起用する意味がどこにあるのかという気がしてくるね。

 

2011年秋アニメ・秋はキャラソンが少ない!?

私:10月から12月の冬アニメですが、何か印象的なものはありますか?

 

妻:秋アニメはアニソンそのものがメインになっているような作品がなかったからね。やっぱりその中では「Fate/Zero」の「oath sign」かな。

oath sign

oath sign

  • LiSA
  • Anime
  • ¥250

 

私:あれは作品が面白過ぎるので、やや贔屓目で見てしまっているかもしれないですけどね。去年の熱いアニソンとしては一番かもしれないですね。

 

妻:「境界線上のホライゾン」のみのりん茅原実里)が歌う「TERMINATED」も熱い感じだったよね。あれもElements Garden菊田大介さんの作品だね。

あとはキャラソン作曲家として注目したのは、やはりTom-H@ckさんだったね。「はがない」の主題歌「残念系隣人部★★☆(星二つ半)」と「私のキ・モ・チ」は良かったよ。

 

私:あれは格好良かったですよね。「けいおん」の曲のイメージのまんまなんだけど、他の作品でも普通にハマっていましたよね。

 

妻:これらの曲を聴くと、けいおんを支えていたのは、それぞれの楽曲の魅力なんだなあと思ったよ。Tom-H@ckさんは、この12月から公開のけいおん劇場版の曲も手がけているしね。

 

私:Wikipediaを見るとまだ26歳ですもんね。これからも活躍してほしいです。それから、私はやっぱり「ギルティクラウン」のsupercellMy Dearest」が好きですよ。

My Dearest

My Dearest

 

妻:supercell好きだよね。

 

私:あのryoさんのアップテンポなピアノ曲が大好きなんですよ。「ブラック★ロックシューター」とか「君の知らない物語」とかあのパターンの曲がツボです。私の大好きなアーティストKANさんの作品で「多摩川サウンド」と呼ばれる、テンポの早いピアノのアルペジオにゆったりとした歌詞をのせた一連の曲があるんだけれど、それと通じるものがあるんですよね。

 

妻:KANで例えられてもわからないなあ…。しかし、アニソンでは、ryoさんをはじめとして、ニコニコ動画で有名になった人が活躍するのを頻繁に見るようになってきたよね。今日名前を上げた中でも、ヒャダインさんとかClariSとかね。

 

私:インターネットが偉大な才能の発掘場所になるというのが、アニソンではもう普通の世界になっていますよね。サブカルチャーと言われるアニメソングにこれだけの才能が集まって、名曲が生まれているのには、そうした新たな市井の才能を乗り込む仕組みに理由があるような気がします。

 

2012年のアニメソングへの期待

私:最後に今年2012年に期待するのはどういったところでしょうか?

 

妻:2012年はのっけからすごいよね。冬アニメから菅野さんと神前さん、上松さんの揃い踏みだよ。まずはなんと言っても神前暁さんの復帰作になる「偽物語」「傷物語」だね。

 

私:神前さんも復帰作は化物語の続編でと決めていたらしいですからね。かなり思い入れのある作品ということでファンとしては大いに期待しています。

 

妻:そして、マクロスFのコンビである河森監督と菅野よう子さんで、再びアクエリオンですからね。

 

私:このコンビを崇め続けて今年で5年目ですよ。プロモーションビデオで流れる曲だけで、既に名曲間違いない感じになっていますからね。「男女合体禁止」という新たな設定を加え、キャッチコピーが「それは、禁じられた合体」ですしね。

 

妻:もうあの二人ならやりたい放題が許されていいよね。さらには上松さんの「戦姫絶唱シンフォギア」。Webサイトによると「歌がドラマを掘り下げて、歌がバトルを彩る、本格サウンドロマンアクション」だよ。

 

私:再び水樹奈々と上松さんのコンビがどんな名曲を生んでくれるのか楽しみすぎますよね。

 

妻:supercellは、「偽物語」と「ブラック★ロックシューター」があるしね。

 

私:今年も我が家のiTunesがアニソンで埋まる一年になりそうですね。