逃げ恥の恋ダンスはアニソンの文脈で捉えてこそ素晴らしい

キャラソン好き夫婦がこの冬にハマったドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」のエンディングを絶賛します。 私:ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」が面白かったですね。 妻:2016年の10月〜12月は、アニメファン的には「うたの☆プリンスさまっ♪」や「夏目友人帳…

キャラソンファンとして語る「アナと雪の女王」ーー自己実現をキャラソンでエンタメ化したディズニーの魔法

「アナと雪の女王」の「ありのままで」をオタクな妻と絶賛します。 作品のネタバレを含みますので、未見の方にはおすすめしません。 この春最高のキャラソンだった「ありのままで」 私:もう7月も終わろうとしているところですが、そろそろ2014年4月から6月…

「鬼灯の冷徹」に流れる日立の樹から「黒子のバスケ」の男前キャラソンまでーー2014年冬のアニソン(後編)

2014年1月から3月までのアニメソングをオタクな妻との対談形式で振り返る記事の後編です。 (⇒前篇はこちら) アニメ「鬼灯の冷徹」に流れる日立の樹、キャラソンファンからみた佐村河内守 私:その他にこの冬の印象的な作品を挙げるとすると、何でしょうか…

神前暁が新境地を示した「M@STERPIECE」と小杉保夫のプリキュア10周年ソングーー2014年冬のアニソン(前編)

2014年1月から3月までのアニメソングをオタクな妻との対談形式で振り返ります。 アイドルアニメに神前さんが示した新たな王道キャラソン「M@STERPIECE」「タチアガレ」 私:すっかり暖かくなってきて、多くの新作がひしめく春アニメが始まっているわけですが…

天才アニソン作曲家・神前暁を語る(後編)ーー「モノクローム」と「三十路岬」

キャラソン好きの夫婦が、多数のアニメソングやゲームソングを手がける作曲家・神前暁さんを対談形式で絶賛する記事の後編。 (前編はこちら) ソロのアカペラで歌えるバラードというメロディメーカーの到達点「モノクローム」 私:さて、続いては神前さんの…

天才アニソン作曲家・神前暁を語る(前編)ーー「GO MY WAY!!」と「God Knows…」と「もってけ!セーラーふく」

キャラソン好きの夫婦が、多数のアニメソングやゲームソングを手がける作曲家・神前暁さんを対談形式で絶賛します。 作曲家・神前暁とは 私:今日は我々がキャラソンに目覚めるきっかけになった作曲家、神前暁さんを取り上げて、力の限り絶賛したいと思いま…

キャラソンに溢れる昭和歌謡の世界・「木枯らしセンティメント」から「潮騒のメモリー」までーー2013年後半のアニソンを振り返る(後編)

2013年7月から12月までのアニメソングをオタクな妻との対談形式で振り返る記事の後編です。 (⇒前篇はこちら) 鬼物語にキャラソンがなかった理由 私:昨年の7月から12月まで2クールにわたって放送された西尾維新の<物語シリーズ>セカンドシーズンについて…

上松範康の最高傑作「不死鳥のフランメ」からハーレムアニメの生んだ奇跡のユニゾン「14 to 1」までーー2013年後半のアニソンを振り返る(前編)

2013年7月から12月までのアニメソングをオタクな妻との対談形式で振り返ります。 この半年を代表する二曲のアニメソング 私:正月の暇にまかせて、2013年の7月以降のアニメソングについて振り返りたいと思うのですが、まずはこの半年間で最も素晴らしかった…

アニソンファンとして語る宮崎駿の「風立ちぬ」ーー「風立ちぬ」は女子高生が邪神を退治する王道のファンタジーだった

私が2013年夏のアニソンの最高傑作の一つと考えている宮崎駿「風立ちぬ」のエンディングテーマ「ひこうき雲」について語りたいと思います。

「風立ちぬ」で松任谷由美の偉大さを知る

宮崎駿の「風立ちぬ」を観る。 以下、ネタバレ感想。 序盤、何事かを成し遂げた人による、人生とはこうあるべきだという物語に見えて、素直に楽しめなかった。 過剰にそういう見え方がしてしまうところが、自分のダメさを表しているんだろうなあと思える作品…

2013年春のアニメソングを振り返る(後編)ーー世界を震撼させた空耳ソング「紅蓮の弓矢」

2013年4月から2013年6月までのアニメソングをオタクな妻との対談形式で振り返る記事の後編 <前編はこちら> 世界を震撼させた空耳ソング「紅蓮の弓矢」 私:後半は、2013年春アニメの主にキャラソン以外について語りたいと思うのですが、春のアニソンが世の…

2013年春のアニメソングを振り返る(前編)――まるでアニソン界にやってきたアベノミクスだったな

うたプリ第二期の神曲とは 私:2013年4月から6月のアニソンを振り返りたいと思います。すごい三ヶ月でしたね。 妻:そもそも面白いアニメが多すぎたよね。録画の消化が追いつかない…。 私:今期はアニメ「進撃の巨人」の制作のために大量投入された「作画兵…

最近のアニソン・キャラソンを聴くなら基本として押さえたい7人の作曲家

作曲家で聴くアニソン・キャラソンのススメ メディアミックスという言葉が使われるようになって久しい昨今、アニメやゲームにおいてアニメソング・キャラクターソングが数限りなく生み出され続けていますが、「アニソン・キャラソンなんて所詮その作品・キャ…

「イクシオンサーガDT」のアニソンを絶賛するーー2012年秋〜2013年冬のアニソン②

2012年10月から2013年3月までのアニメソングをオタクな妻との対談形式で振り返る記事・その2 私:2012年10月〜2013年3月までの半年間で、我々がアニソン的に最も輝いていたと考える「イクシオンサーガDT」について語りたいと思います。 私はこの作品のアニ…

ZAQさんの「中二病」と田中公平先生の「ジョジョ」が素晴らしかったーー2012年秋〜2013年冬のアニソン①

2012年10月から2013年3月までのアニメソングをオタクな妻との対談形式で振り返ります。 私:この2012年秋から2013年冬の2クール分のアニソンを振り返りたいと思います。 妻:まあ、この2クールで、アニソンが最も輝いていたアニメはダントツで『イクシオンサ…

中二病というロックの進化形を示した水樹奈々の「ETERNAL BLAZE」から「BRIGHT STREAM」までーー2012年夏のアニソン③

2012年7月から9月のアニメソングをオタクな妻との対談形式で振り返る記事・その3。 「リリカルなのは」に見た魔法少女アニメの様式美 私:2012年夏には「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 2nd A's」が公開されました。 →魔法少女リリカルなのは The MOVIE …

「うたプリ」という乙女ゲーが生んだキャラソン文化の頂点・突き上げるこの想いは愛じゃなきゃなんなのかーー2012年夏のアニソン②

2012年7月から9月のアニメソングをオタクな妻との対談形式で振り返る記事・その2。 私:昨年7月に「うたの☆プリンスさまっ♪」の新曲「RAINBOW☆DREAM」がリリースされました。 妻:一昨年に放送されたアニメの終了後、一年くらいたって、今年3月に発売予定の…

「じょしらく」における神前暁と前山田健一の夢の競演ーー2012年夏のアニソン①

2012年7月から9月のアニメソングをオタクな妻との対談形式で振り返ります。 今回は3つに分割しており、この記事は<1/3>になります。 私:まずは2012年夏のアニメソング全体を振り返りたいと思います。 妻:まあ、今期のアニメをアニソンで評価するなら…

GRANRODEOの黒子ソングから菊池成功のルパンまでーー2012年春のアニソン(後編)

2012年4月から6月のアニメソングをオタクな妻との対談形式で振り返ります。 今回は前後編2つに分割しており、この記事は後編になります。 改めて感じたアニソンアーティストの層の厚さ 私:さて、今期のアニソンアーティストの活躍を振り返りたいのですが、…

「太陽曰く燃えよカオス」と「to the beginning」ーー2012年春のアニソン(前編)

2012年4月から6月のアニメソングをオタクな妻との対談形式で振り返ります。 今回は2つに分割しており、この記事は前編になります。 私:そろそろ春アニメが終わりますね。まずはこの2012年春の3ヶ月を振り返っていかがでしたか? 妻:キャラソンにまた新た…

キャラソンに別次元の可能性を拓いた初音ミクーー2012年冬のアニソン③

2012年1月から3月のアニメソングをオタクな妻との対談形式で振り返ります。 今回は3つに分割しており、この記事は<3/3>になります。 キャラソンに別次元の可能性を拓いた初音ミク 私:そしてこの冬には、ここに来て初音ミクブームが訪れました。あのGo…

戦姫絶唱シンフォギアの「逆光のフリューゲル」は時代を越える名曲だったーー2012年冬のアニソン②

2012年1月から3月のアニメソングをオタクな妻との対談形式で振り返ります。 今回は3つに分割しており、この記事は<2/3>になります。 戦姫絶唱シンフォギアの「逆光のフリューゲル」は時代を越える名曲だった 私:そして今期アニメの中で、事前の我々の…

菅野よう子のアクエリオンEVOLと前山田健一のモーレツ宇宙海賊ーー2012年冬のアニソン①

2012年1月から3月のアニメソングをオタクな妻との対談形式で振り返ります。 今回は3つに分割しており、この記事は<1/3>になります。 私:前回は去年1年分をまとめてだったわけですが、今回は2012年1月から3月の1クール分のアニソンを振り返って語って…

2011年のアニメソングを振り返るーー「マクロスF」のラストに泣いて「うたプリ」に出会う

2011年のアニメソングをオタクな妻との対談形式で振り返ります。 私:まず始めにアニソンファンとして2011年はどんな一年でしたか? 妻:やはりキャラソンの全盛期、そしてそのキャラソンを作るキャラソン作曲家の時代だを思わせる一年だったね。 私:大御所…